東証一部の平均予想利回りは昨日現在で1.26%で、10年物国債利回りの1.25%を上回ったようです。


配当の増加は企業の業績が良くなったこともありますが、外国人投資家や村上氏のように物を言う株主の出現や敵対的買収の防衛策として個人株主の増加、株価の上昇を狙って配当比率を増加させたことによります。


しかし、北米では2%台、欧州では3%の国が多いのですから、これからも日本の配当利回りが高まる可能性は高いと思います。


過去に株式の配当利回りが10年物国債利回りを上回ったのは、1998年秋と2002年後半から03年夏の2回です。

どちらもその後、株式市場が大きく上昇していますから今回も期待しています。


それにしても、今の日本市場は戻り売りが多いです。

個人の信用取引が活発になって、短期売買が増えていることが影響していると思います。

日経平均は、しばらくは低迷するでしょうが、次は3度目の正直で11200円の壁を破ることを期待しています。